血液濾過透析(HDF)療法
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HDFのメリット
血液透析(HD)で取りきれない老廃物の除去
透析アミロイドーシスの原因とされているβ2マイクログロブリンの除去効率が良くなります。β2マイクログロブリンに限らず、いろいろな種類の小分子たんぱく質の除去が良くなることで、全身の痒み、下肢のいらいら感などの不愉快な症状、色素沈着の改善、手根管症候群、心臓などの各種臓器へのアミロイドの沈着、破壊性脊椎炎などの合併症を予防できます。
食欲の改善
HDFで不要な老廃物が除去されることで、調子が良くなり多くの方は食欲が出てくるといわれます。ただ、食事量が増えることでリンなどの値が高くなることもありますので注意が必要です。
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HDFのデメリット
有用な蛋白の漏出
老廃物たる小分子蛋白のみ除去できれば良いのですが、それだけではなくアルブミンなどの有用な蛋白まで抜けてしまうことが問題になることがあります。
頭痛・倦怠などの不均衡症候群
濾過透析導入後、一過性で、透析後に頭が痛くなるなどの不均衡症候群に似た症状が出ることもあります。
血液濾過の誤差
HDFでは、補液の量を多くすることで体重誤差が問題になることもあります。
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HDF治療には、 オフラインHDF(従来のHDF)と オンラインHDFの2種類の方法があります。
★岸田クリニックでは、2015年6月初旬より、オフラインHDFに加えて、オンラインHDFでの治療を行っております。