透析案内

岸田クリニックでは、祝日を含み、毎週月曜日から土曜日に透析治療を行っています。
当院は大阪空港(伊丹)から車で約10分の阪急宝塚本線「豊中駅」近く、旅行透析も行っております。
ご希望をされる場合は、かかりつけの施設に旅行透析のご希望をお伝えください。

当院で対応可能な透析

血液透析(HD)療法

ダイアライザー(人工腎臓)を用いた通常のHD治療。HDF療法などに比べるとマイルドな手法で体の負担は少ないですが老廃物が抜けきれず残る場合もあります。

血液濾過透析(HDF)療法

通常のHD治療を受けておられる方の中には、全身の痒みや足のむずむずなどが強く透析困難な状況や、除去しきれない老廃物によって全身の関節痛などの症状を有する方がおられます。同症状の改善目的で、血液濾過透析(HDF)療法と言う治療法があります。それら老廃物の指標の一つであるβ2マイクログロブリン(β2-MG)の血中濃度を測定しております。

同治療は、通常のHDと異なり、デメリットもあるのでよく読んでご理解して実施を考慮ください。HDFを希望される方は、当院スタッフ(技士)にご相談ください。なお、HDF治療を実施しなくても、透析時間延長や透析膜変更などHDの工夫でも、β2-MGは低下します。

 

詳しくは 血液濾過透析(HDF)療法 をご覧ください。

間歇補充型血液透析濾過(i-HDF)療法

i-HDFとは透析中間歇的(30分に1回程度)に逆濾過による補液を定期的に行い、補充液と同量の濾過(除水)を計画的に行う治療です。

プラズマリフィリング促進により、治療中の血圧低下を抑制する効果があります。

オンラインHDFと異なり、逆濾過により、ダイアライザの透析液側から血液側に直接補液されるのが特徴です。また、膜の逆濾過によりファウリング(タンパク成分の膜付着)の抑制が期待できます。

当院で可能な血液浄化

DFサーモ治療(DFPP)

二重濾過血漿交換法(DFPP)により分離された血漿をポンプで再循環させ、さらにこの循環ラインの一部に加温器を設けることでライン内を流れる液を加温します。

 

詳しくは DFサーモ治療(DFPP) をご覧ください。

G-CAP療法

G-CAP療法は、潰瘍性大腸炎・クローン病の患者様が対象です。

内服薬だけでは症状の改善がみられない場合に用います。

 

詳しくは G-CAP療法 をご覧ください。

血液浄化療法(アフェレーシス療法)

「血液浄化療法(アフェレーシス療法)」は、体外循環によって血中から病気の原因となる因子(タンパク質やタンパクと結合して血中に存在する病因物質<抗体、炎症性サイトカインなどの免疫関連物質、代謝物質、中毒物質など>)や細胞(リンパ球、顆粒球、ウイルスなど)を除去し、病態の改善を図る治療法です。

「LDLアフェレーシス療法」という治療方法は上記の治療法を用い、LDLという物質を除去する治療法のことです。

 

詳しくは 血液浄化療法(アフェレーシス療法) をご覧ください。

診療時間(透析)

透析開始時刻
9:15~
15:15~

土曜・祝日・GW・盆・年末年始も診療しております。

※朝の開錠は8時です。診療時間は平日、祝日ともに9時から22時までとなります。

透析を開始されるまでの流れ

  1. 予約

    予約

    当院での透析をご希望の患者様は、 お電話 (06-6843-1015) で予約をお取りください。見学をご希望の場合はその旨をお伝えください。

    見学の際の送迎をご希望の場合は、送迎担当者がご自宅までお伺いし、待ち合わせの場所を確認いたしますので、その日程も相談させていただきます。

  2. 施設見学

    施設見学

    送迎をご希望の場合は、施設見学予定日の待ち合わせ時刻に所定の場所でお待ちください。
    送迎を必要とされない方は施設見学予定日に直接クリニックまでおいでください。

    施設見学後、カルテを作成し、診察券を発行いたしますので、 健康保険証・身障手帳をご持参ください。但し、当院見学後に当院での維持透析をされない場合、初診料はいただきません。
    維持透析を当院でされる患者様は初回透析時に 初診料を頂戴いたします。

  3. 初回透析

    初回透析

    当院での慢性維持血液透析をご希望される場合は、できるだけご希望の透析シフトに合わせるように透析ベッドと送迎を調整し、当院透析開始日を連絡いたします。

    送迎希望の場合は、約束の時刻に所定の場所までお迎えの車が参ります。
    送迎を必要とされない方は透析開始日の 透析開始時刻15分前までに当院においでください。

 

費用

 

負担金のお支払い

障害者医療証、または後期高齢者医療被保険者証をお持ちの方は、1カ月あたり最大3,000円までの一部負担金をお支払いいただきます。
また、特定疾病受療証をお持ちで大阪府以外の方、及び障害者医療証、後期高齢者医療被保険者証をお持ちでない方は、1カ月あたり10,000円または20,000円迄の負担金が必要です。(一部負担金の請求袋を毎月25日に個人ロッカー前のマグポケットにお入れします。月末までにお支払いください。)

 

負担金

  • 3,000円まで(医療証または後期高齢者医療被保険者証のある方)
  • 10,000円まで又は20,000円まで(医療証または後期高齢者医療被保険者証のない方、及び大阪府外の方)

 

その他のご利用いただける医療・福祉制度については こちらよりご確認をお願いいたします。

 

初回の持ち物

 

健康保険証 毎月確認させていただきます。ご面倒ですがその都度ご持参ください。
検査結果・紹介状 他の医療機関で検査を受けられた場合は、その検査結果をできるだけお持ちください。
また、紹介状をお持ちの場合は必ずご持参ください。
お薬手帳 他の医療機関でお薬を処方されている場合は、できればお薬手帳かお薬自体をご持参ください。
医療証 医療証特定疾病療養受領証、重度心身障害者受領証、自立支援医療受給者証(更生医療)、身体障害者手帳をお持ちの方。
透析治療を受ける際に
必要な持ち物
バスタオル1枚、枕用にフェイスタオル1枚、透析中に着用する服・寝衣など、ティッシュ、薬、イヤホン、透析患者手帳、スリッパ等。

←左にスライドすると全体が確認できます。

サービス

無料送迎

  • 送迎車のご利用は無料です。詳しい利用方法は窓口でご質問ください。 送迎車2台の「乗り合い」で運行しておりますので、利用される方は出発時間までお待ちいただきますことをご了承願います。
    また、月水金と火木土、利用される方の状況により夜の最終出発時間が変わりますので、ご利用の前には事務所で確認をお願いいたします。
  • 透析室入室時間は8:40~、15:10~です。
  • 最終の回収は21:30となります。

お弁当

お弁当を希望される方は受付前の申し込み用紙にご記入ください。
代金は、毎月20日に締めて25日に個人ロッカー前のマグポケットに請求書をお入れします。
月末までにお支払いください。

旅行透析

 

旅行透析の場合

当院は大阪空港(伊丹)から車で約10分の阪急宝塚本線「豊中駅」近くです。

大阪大学歯学部附属病院は10km以内にあります。

 

かかりつけの施設に旅行透析のご希望をお伝えください。

その施設で全て手配をしていただけます。

 

持参していただくもの

かかりつけの施設に提出されている健康保険者証など一式。

パジャマ、タオル、ティッシュペーパーなどは各自でご用意ください。

お弁当が必要な方は、前日までにお申し出ください。

旅行透析の場合は、当院規定の透析開始時間に限らず対応することも場合によっては可能です。

 

下の資料をかかりつけ医に記入していただき、当院へご相談ください。

PDFファイルダウンロード

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透析教室

2013年11月より血液透析患者様を対象とした院内勉強会「透析教室」を行っております。

 

人工透析を受けつつ、よりよい日常生活を送るためには透析についての理解、自己管理が大切です。

岸田クリニック主催で、「透析教室」を引き続き実施しています。

 

院長 岸田 堅

 

慢性腎不全患者様の医療費と社会福祉サービスについて

身体障害者手帳
  • 身体障害者福祉法に定められる障害に該当する場合、市町村の障害福祉担当の窓口に申請すると身体障害者手帳が交付されます。
  • 障害の種別・等級に応じてさまざまな福祉サービスを利用できます。
  • 具体的なサービスとして、医療費の助成、公共交通機関の運賃割引、所得税・住民税等の税金の減免などがあります。
  • 腎機能障害の等級は1~4級まであります。障害の程度が重くなれば、上位級へ変更を行うことができます。
障害者医療費助成制度(65歳未満)/福祉給付金支給制度(65歳以上)
  • 身体障害者手帳による医療費助成制度があり、保険適用分の医療費自己負担が助成されます。

   対象者には医療証が市町村窓口にて交付されます。市町村により対象等級の差異や所得制限があります。

障害者医療又は後期高齢者医療被保険者証
  • 病気やケガの治療を受けた場合、保険適用される医療費の自己負担(一部自己負担を除いた)分(高額療養費、付加給付による療養費は控除)を助成します。

   ただし、他府県の医療機関で受診されていた場合等は、いったん立替払いをしていただき、その後、市の窓口で申請します。

  • 1医療機関(薬局も1医療機関とする)あたり入・通院各500円まで/1日(月2日)。助成対象者1人当たりの負担限度額を1カ月あたり3,000円とし、1カ月3,000円を超えてお支払をいただいた医療費については、申請に基づき返金されます。
特定疾病療養受療証
  • 加入中の健康保険(後期高齢者医療制度対象の方は後期高齢者医療被保険)による医療費助成制度です。

   人工透析に関わる医療費(保険適用分)の自己負担がつき1万円(所得によっては2万円)となります。

 ※この制度は申請をした月から適応されます。透析を導入した月から利用する場合、その月内に各健康保険へ申請しなければなりません。

特に月半ば以降に導入した患者様については早急な対応が必要となります。

自立支援医療(更生医療18歳以上)
  • 身体障害者手帳による医療費助成制度(身体障害者手帳の所持が前提)。
  • 手帳の障害名によって助成される対象の医療内容が決まっています。
  • 指定された医療機関で利用できます。
  • 世帯の所得に応じて、一定額の自己負担を医療機関で支払う必要があります。

※利用には必ず事前申請が必要となります。さかのぼりは原則的には認められません。

また、医療内容が限定されているため、他科の治療など、目的が違う場合は利用できません。

障害年金(20歳以上)
  • 国民年金・厚生年金加入者が年金加入中に初診日がある傷病で、一定の障害に該当する場合、障害基礎年金・障害厚生年金として年金を受給できる制度です。
  • 窓口は厚生年金は社会保険事務所、国民年金は市町村の国民年金係です。申請にあたっては以下の受給要件を満たしていることが必要です。

①障害の原因となった傷病の初診日(昭和61年3月31日以前は発病日)に国民年金または厚生年金に加入している。

②一定期間の保険料の滞納がない。

③障害認定日もしくは現在、政令に定められた障害の状態であること。

※人工透析をしている場合は基本的には障害年金2級に該当します。



レーザー照射治療

低出力レーザー治療

低主カレーザー治療は、治療中の痛みもなく低侵襲で、抗炎症作用、シャント狭窄などの血流改善作用があり、高い疼痛緩和効果を発揮する保険診療の治療法であります。当クリニックでは、最新型半導体レーザー治療機・ソフトレザリーを透析室に設置しております。

初めて使用する方は、必ず、医師、師長、技士長にご相談ください。

使用方法

軽量・コンパクトなコードレス型プロープをシャントや疼痛部位に軽く押し当てるだけです。
一箇所の照射時間は30-60秒で、数箇所照射します。照射による、熱感や痛みはありません。
レーザー照射のため、失明する恐れがあるため、必ず、専用の眼鏡を装着して使用してください。

対応疾患
肩こり、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎、ガングリオンなど痛みの部位、およびシャント狭窄を指摘された部位の周辺を数か所照射してください。
  • 使用した場合、必ず各自で所定の用紙に名前を記入してください。

透析室レーザー照射治療利用の患者様ヘ

透析室に設置しているレーザー照射を用いた局所治療の利用時間に関して、

  • 午前の透析患者様は、午前8:00~8:30および入室時刻の午前8:40以降に変更いたします。
  • 午後の透析患者様は、午後14:30~15:00および入室時刻の午後15:10以降に変更いたします。

皆様、使用時間を厳守してください。
なお、午前8:00~8:30および午後14:30~15:00に利用される方は、レーザー照射のみの透析室ヘの入室となるため、個人の荷物は透析室に持ち込まず、レーザー照射利用終了後、速やかに、入室時刻まで1階待合へ戻っていただきますようにお願いします。
検温および体重測定は、所定の入室時刻以降に実施しますので、レーザー照射使用の前には、手洗いのみを行ってください。
皆様で大切にレーザーを使用していただきたく思います。

コントラスト調整

1色型色覚
(全色盲)

1型2色覚
(赤色盲)

2型3色覚
(緑色盲)

3型2色覚
(青色盲)

デフォルト

コントラストバー

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