DFサーモ治療(DFPP)
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DFサーモ/DFPP(二重濾過血漿交換療法)について

DFPP(Double Filtration Plasmapheresis:二重濾過血漿交換療法)は、血液中から病気の原因となる特定の物質を選択的に取り除くことを目的とした、特殊な血液浄化療法の一つです。患者さん自身の血液を体外に取り出し、2種類の特殊なフィルターを用いて処理した後、必要な成分は体内に戻します。

DFPP(二重濾過血漿交換療法)とは?

私たちの血液は、赤血球や白血球などの「血球成分」と、水分やタンパク質(アルブミン、抗体など)からなる「血漿(けっしょう)成分」で構成されています。
様々な病気の中には、この血漿成分に含まれる特定の物質(例:自己抗体、免疫複合体、異常タンパク質など)が原因となって引き起こされるものがあります。
DFPPは、このような病気の原因物質を効率的に取り除くための治療法です。

また当院では分離した血漿をポンプで再循環させ、さらにこの循環ラインの一部に加温器を設けることでライン内を流れる液を加温します。

加温することにより、血漿蛋白による粘性を低下させ、血漿処理量を増加させたり、アルブミンの膜透過性が上昇します。

二重濾過血漿交換療法(DFPP)治療のイメージ図

DFPPの仕組み

DFPPは、以下のステップで行われます。

  1. 血液の体外循環:患者さんの血管(主に腕の静脈など)から血液をポンプで引き出し、体外の回路へ導きます。
  2. 血漿分離(第1フィルター):血液を「血漿分離器」という1つ目のフィルターに通し、「血球成分」と「血漿成分」に分離します。
  3. 病因物質の除去(第2フィルター):分離された「血漿成分」を、「血漿成分分画器」という2つ目の特殊なフィルターに通します。このフィルターには、分子の大きさによって物質を通すか通さないかを決める小さな孔(あな)が開いています。
    • 除去されるもの:病気の原因となる比較的大きな分子の物質(自己抗体、免疫複合体、悪玉コレステロールなど)は、このフィルターを通過できずに除去されます。
    • 体内に戻されるもの:アルブミンなど、体にとって必要で比較的小さな分子のタンパク質は、フィルターを通過します。
  4. 血液の返血:第2フィルターを通過した有用な成分を含む血漿と、最初に分離した血球成分を再び混合し、体内に戻します。
    この「2段階の濾過(ろか)」を行う点が、DFPP(二重濾過血漿交換療法)と呼ばれる所以です。

保険適用でのDFPP治療

DFPPは、国が指定する特定の疾患に対して保険適用が認められています。
病気の原因となる病因物質を直接除去することで、症状の改善や進行抑制を図る治療法です。

  • 神経疾患:ギラン・バレー症候群、重症筋無力症、多発性硬化症、慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)など
  • 自己免疫疾患:関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)など
  • 腎臓疾患:急速進行性糸球体腎炎、巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の一部、抗GBM抗体病など
  • その他:家族性高コレステロール血症、閉塞性動脈硬化症など

保険適用時は診療報酬点数に基づき、患者さんの自己負担は通常の医療費負担割合となります。
ご自身の病状が保険適応かどうかは、事前相談で確認ください。

自費診療でのDFPP治療

保険適用外の生活習慣病予防や美容・健康維持を目的とした場合、自費診療となります。
「血液を内側からキレイに整える」ことで、血管の代謝改善や全身の健康美をサポートする予防医療です。

  • 悪玉コレステロール(LDL)・中性脂肪の選択的除去
  • 動脈硬化の最大原因物質を直接取り除き、血液の粘度を下げ、血流をサラサラに。
  • 血管が柔らかくなり、全身の巡りが改善します。
  • 炎症性物質・老化因子(SASPs)の除去
  • 慢性炎症や細胞老化の原因物質を減らし、体内環境をリセット。
  • 血管内皮機能の向上
  • 血管の弾力性が高まり、酸素・栄養素が末端まで届きやすくなります。

単純血漿交換と違い、有用な成分をほとんど残し、定期的に受けやすいのが魅力です。
1回の治療でも血液の変化を実感しやすく、数か月に1回でより持続的な効果が期待できます。
治療後には実際に使用したフィルターをお見せし、除去された物質をご確認いただけます。

治療の流れと注意点

  • 治療時間:1回の治療時間は、通常2~4時間程度です(処理する血漿量や患者さんの状態により変動します)。
  • 方法:通常、腕などの血管に針を2本刺し(血液を出す側と戻す側)、血液を体外循環させます。治療中はベッド上で安静にしていただきます。
  • 安全性:治療中は、医師、看護師、臨床工学技士などの専門スタッフが常に患者さんの状態(血圧、脈拍など)や装置の動作を監視し、安全に配慮して行います。

終わりに

DFPPに関するご質問やご相談は、当院までお問い合わせください。
日曜を除く 9:00~17:00でお願いいたします。
DFPPを施行する日時日程は柔軟に対応させていただきます。

電話番号:06-6843-1015

(海外在住、日本の保険証を持ってない方)
医療安全管理の観点から、専門的評価および事前の医学的スクリーニングを要する内容を含んでおります。
直接当院へお電話でのお問い合わせ・ご予約はお受けできません。
必ず下記の指定エージェント担当を通じてご連絡ください
担当:加藤
携帯:090-6468-1818

関連リンク先

旭化成メディカル様ホームページより引用

当院におけるDFサーモ治療関連の報告

平成27年3月15日
宮野英三 閉塞性動脈硬化症とC型慢性肝炎を合併した当院慢性維持透析患者の加温式リサーキュレーション(DF-Thermo)治療を施行した使用経験 第84回大阪透析研究会 大阪国際会議場

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