糖尿病コラム②~糖尿病は血糖値だけでは判断できません|専門医が診る「数字の裏側」~
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糖尿病の治療というと、血糖値やHbA1cの数字が最も重要だと考えられがちです。もちろん、これらの数値は治療方針を決めるうえで欠かせない指標です。しかし、糖尿病専門医が診療の場で最も重視しているのは、「なぜこの数値になっているのか」という背景です。

糖尿病には、インスリンの分泌が低下するタイプ、インスリンが効きにくくなるタイプ、そしてその両方が関与するタイプがあります。同じHbA1cであっても、病態が異なれば治療の考え方は大きく変わります。例えば、体重はそれほど多くなく、食事量も控えめなのに血糖が高い方では、インスリン分泌の低下が強く関与している可能性があります。
さらに、食事内容や食事の時間、間食の有無、運動量、体重の変化、年齢、腎機能、合併症の有無、仕事や家庭環境なども重要な判断材料です。数字だけを見て治療を強化すると、低血糖を起こしたり、生活に無理が生じたりすることがあります。
専門医は、検査結果と生活背景の両方を丁寧に評価し、「この方にとって何が最善か」を考えます。血糖値を下げること自体が目的ではなく、将来の合併症を防ぎ、安心して生活を続けられる状態を維持することが、糖尿病治療の本質です。

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