「最強の感染力」はしか(麻しん)にご注意ください!
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最近、「はしか(麻しん)」のニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか。COVID-19(新型コロナウイルス)などの感染症対策により、私たちの免疫力が少し落ちていることも関係していると考えられています。
はしか(麻しん)は、決して「子どもの病気」と侮ってはいけません。

 

はしか(麻しん)とはどんな病気?

はしかは、「麻しんウイルス」によって引き起こされる非常に感染力の強い全身性の感染症です。

・症状の流れ(約10日後から発症)

  1. 【初期症状】 感染してから約10日後、発熱、咳、鼻水など、風邪によく似た症状が現れます。

  2. 【高熱と発疹】 その後、数日のうちに39℃以上の高い熱が出て、全身に発疹が現れます。

・重症化のリスク

はしかは、単なる発疹の病気ではありません。

  • 合併症: 肺炎や中耳炎を合併しやすいです。

  • 脳炎: 患者様1,000人に1人の割合で脳炎を発症すると言われています。脳炎を併発すると、後遺症が残ることがあります。

・驚異的な感染力

麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染のすべてです。

人から人へ非常に強く感染するため、「最強の感染力」とも呼ばれています。

 

 予防が唯一の治療法です

残念ながら、はしかに一度かかってしまうと、ウイルスに対する別な治療方法はありません症状を和らげるための対症療法のみとなります。

そのため、麻しんウイルスに「かからないように予防する」ことが最も重要です。

最も有効な予防法は麻しんワクチンの2回接種です。

 

特に注意していただきたい「大人の皆様」へ

はしかは子どもの病気と思われがちですが、日本では生まれた年によって定期接種の回数が異なり、ワクチン接種が不十分な大人の方います。

・ご自身の「抗体」を確認しましょう

  • 2000年4月1日以前に生まれた方で、母子手帳をお持ちの方は、まずはご自身のワクチン接種歴を一度ご確認ください

  • 「ワクチンを2回接種していない方」 や 「これまでにはしかにかかったことがない方」 は、感染するリスクがあります。

「はしかに対する抗体」を持っているかを確認するために、医療機関で血液検査(IgG-麻しんウイルス)を受けることを強くお勧めします。

 

「自分もみんなも、はしかにならない。はしかにさせない。」

はしかの流行を防ぐためには、一人ひとりが「自分を守り、大切な人を守る」という意識が大切です。

ご自身のワクチン接種歴や、はしかにかかったことがあるかが不明な場合は、まずは抗体検査から検討してみましょう。

ご不明な点や、抗体検査・ワクチン接種についてご相談があれば、当院までいつでもお気軽にご連絡ください。

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