インフルエンザワクチンを接種する理由
季節の変わり目が近づくと、毎年気になるのがインフルエンザです。今年は、もうすでにインフルエンザの患者が出てきています。そのため、今年は、特に早めからの予防が大切です。今回は、インフルエンザワクチンの接種がなぜ重要なのか、わかりやすくお伝えします。専門的な話は最小限にして、日常の視点でお話します。
・インフルエンザはただの風邪じゃない
インフルエンザは、高熱や全身の痛み、咳や鼻水を引き起こす感染症です。普通の風邪と違って、急に症状が悪化しやすく、特に高齢の方や子供、持病をお持ちの方は肺炎などの合併症を起こすリスクが高くなります。毎年、世界中で多くの人がインフルエンザで苦しんでおり、日本では、気温が下がり乾燥する冬に流行します。十分な食事、適度な運動、睡眠に加え、ワクチン接種も重要な予防策の一つです。高齢者の方では、特に重症肺炎を防ぐ効果が期待できます。
・ワクチンを打つとどんなメリットがあるの?
ワクチンを接種すると、体の中にインフルエンザウイルスに対する「抗体」が作られます。この抗体が、ウイルスが体内に入ってきたときに戦ってくれます。完全に感染を防ぐわけではありませんが、たとえインフルエンザにかかったとしても症状が軽くなり、重症化を防ぐ効果が高いです。接種後1~2週間で十分な免疫ができ、約3-4か月持続します。 特に、65歳以上の方や基礎疾患がある方は、免疫力が弱く、インフルエンザによる重症化予防に重要です。可能な限り、インフルエンザワクチンを接種することをお勧めします。
・副反応は心配だけど…
ワクチンを接種すると、まれに注射した部位が赤くなったり、発熱することがあります。これは体内での免疫機能が働いている証拠です。ワクチン接種することは、重い副反応はほとんどないため、ワクチン接種せずにインフルエンザが重症化するリスクに比べてメリットが大きいです。 もちろん、卵アレルギーなどでワクチン接種することに不安な方は、事前に医師に相談してください。
・まとめ
インフルエンザの流行は11月頃から始まるので、10月早めに接種するのがいいのかもしれません。特に、今年は、7月8月には、インフルエンザ感染者が出始めており、大流行する可能性があります。岸田クリニックでは完全予約制を実施しており、スムーズにワクチン接種が受けられます。すでに、「インフルエンザワクチン接種」予約は開始していますので、いつでも電話でご連絡ください。 豊中市やその周辺にお住まいの方で、高齢者や基礎疾患を有している方は、助成金の対象となります。詳しい情報は当院ホームページか豊中市にお問い合わせください。