2025/06/27
熱中症は自分で防ごう！
1. 熱中症とは？
気温や湿度が高い環境で体温が上がり、水分と塩分のバランスが崩れて体温調節が働かなくなることで起こる障害です。
頭痛・めまいから意識障害まで幅広い症状があり、毎年 35 ℃を超える猛暑日には死亡事故も報告されています。
2. 症状と重症度
| 重症度 | 見られる主な症状 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| I 度（軽症） | 立ちくらみ／大量の汗／筋肉痛・こむら返り | その場で涼しい場所へ移動・水分と塩分を補給 |
| II 度（中等症） | 頭痛／吐き気・嘔吐／倦怠感・虚脱感 | 医療機関へ搬送 |
| III 度（重症） | 意識障害／けいれん／手足の運動障害／高体温 | 救急要請・入院による集中治療 |
3. 予防の４つのポイント
① 暑さを避ける
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日中の外出は控え、外を歩くときは日陰を選択
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帽子・日傘・日よけグッズを活用
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室内はブラインド・すだれで日射をカットし、エアコン＋扇風機で室温・湿度を調整
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「熱中症警戒アラート」は必ずチェック
② 服装を工夫
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綿・麻など吸汗・通気性の高い素材
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ゆったりした明るい色の衣服で熱を逃がす
③ こまめな水分＆ミネラル補給
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のどが渇く前に 1 日 1.2 L 以上を目安に少量ずつ
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カフェイン飲料・アルコールは利尿作用が強く、脱水を助長
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汗をかいたら塩分も忘れず補給（麦茶＋塩タブレット等）
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スポーツドリンクは便利だが糖分が多いので飲み過ぎ注意
④ 暑さに負けない体づくり
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ウォーキングやストレッチで汗をかく習慣を
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十分な睡眠とバランスの良い食事で体調管理
4. 室内でも要注意
在宅中・就寝中でも発症します。
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室温 28 ℃、湿度 70 % を超えたら要警戒
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高齢者・乳幼児・持病のある方は特に注意
5. 覚えておきたい応急処置
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涼しい場所へ移動し衣服をゆるめる
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保冷剤や濡れタオルで首・わき・太ももの付け根を冷やす
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水分・塩分を同時に補給（意識障害がある場合は無理に飲ませない）
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回復しなければ医療機関へ／意識がない場合は直ちに119番
〈まとめ〉
熱中症は「知る」「備える」「早く対応する」で防げる病気です。
日頃から気象情報を確認し、生活リズムを整えて猛暑を乗り切りましょう。
熱中症かなと思ったらすぐに、当院までご来院ください。
対応させていただきます。
医療法人虹緑会 岸田クリニック
院長 岸田堅
